『VIVANT』第21話で、視聴者の間に大きな謎を残したのが、乃木憂助がシンシーに対して放った「西側諸国」に関する発言です。
第21話では、乃木たちがシンシーに拘束されていた別班員を奪還し、ゴルバドから脱出する一方、シンシー側では劉銘軒が野崎のいる牢獄へ向かい、二人きりになるという極めて意味深な場面が描かれました
そして終盤、乃木はシンシーに対して強烈な揺さぶりをかけます
その中で出てきたのが、
「西側の国々が黙っていない」
という趣旨の警告です
この言葉を単なる脅しとして考えると、それほど大きな意味はないようにも見えます
しかし、『VIVANT』という作品がこれまで積み重ねてきた情報戦、諜報戦、国家間の駆け引きを考えると、この発言には別の意味が隠されている可能性があります
それが、
「劉銘軒は西側諸国につながる人物なのではないか」
という説です
さらに踏み込めば、CIA、FBI、インターポールなどの国際的な情報機関・捜査機関との関係まで浮上してきます
もちろん現時点で、劉銘軒がCIAやFBIの所属だと確定したわけではありません
この記事では、第21話で描かれた確定情報を軸にしながら、
乃木の「西側諸国」発言は何を意味するのか
劉銘軒は本当にシンシー側の人間なのか
CIA、FBI、インターポールのどこにつながっている可能性があるのか
そして、
なぜ野崎と劉銘軒が二人きりになったのか
まで徹底的に考察していきます
「西側諸国が黙っていない」は単なる脅しなのか
まず重要なのは、第21話で乃木が置かれていた状況です
乃木たちはシャキ城から別班員を救出したものの、その情報がシンシー側に伝わり、ゴルバドから脱出する過程で追跡を受けることになります
TBS公式の第21話あらすじでも、別班員奪還の情報がシンシー本部に伝わり、乃木たちが絶体絶命の状況に追い込まれたことが明かされています
つまり、乃木たちは完全に追い詰められていました
それでも最終的に乃木は、シンシー側に対して強気の姿勢を崩しません
その理由の一つが、
シンシー本部の位置を把握していること
そして、
日本側にシンシーの情報が伝わっていること
です
さらに乃木は、もし自分たちを乗せた飛行機を攻撃すれば、西側諸国が動くことを示唆します
この発言は、シンシーに対して、
「今、相手にしているのは日本の別班だけではない」
という圧力をかけるためのものだったと考えられます
実際、第21話では乃木がシンシー本部に対して、自分たちを攻撃すれば西側諸国が動くという趣旨の警告を行い、その後、機体は離陸に成功しています
ここまでは確定した展開です
しかし問題は、
なぜ脚本が「西側諸国」という言葉を選んだのか
ということです
「日本が黙っていない」
だけでも十分に成立する場面でした
乃木自身、日本の別班員です
にもかかわらず、あえて「西側諸国」という広い概念を持ち出した
ここに劉銘軒の正体につながるヒントが隠されているのではないか
というのが今回の考察です
劉銘軒が「西側」とつながっている可能性
ここで改めて劉銘軒に注目します
第21話の劉は、それまで以上に不可解な行動を見せました
シンシー側の人間であるはずの劉が、拘束されている野崎のもとへ向かいます
そして劉は見張りを外し、野崎と二人きりになります
さらに、大きなバッグを持って牢獄へ入り、その後、バッグを持って戻ってくるという描写まで入っています
この場面については、実際に放送後から視聴者の間で「劉と野崎は何をしていたのか」という疑問が急速に広がりました
報道でも、劉が野崎の牢獄へ入り、二人きりになったことや、大きな袋を持ち込んだことが取り上げられています
もちろん、この場面だけで「劉が味方」と断定することはできません
しかし、少なくとも、
劉がシンシーの命令に完全に従うだけの人物ではない
可能性は高まっています
もし劉がシンシー内部で独自の目的を持って動いているとしたら、その目的とは何なのか
そこで浮上するのが、
西側情報機関とのつながり
です
劉銘軒=CIA説が浮上する理由
最も有力候補として考えられるのがCIAです
もちろん、
「劉銘軒=CIA職員」
という描写は現時点ではありません
ここは確定情報と考察を明確に分ける必要があります
ただし、物語構造だけを見ると、CIA説にはかなり面白いところがあります
もし劉がCIAなどの西側情報機関に所属しているとすれば、
シンシー内部にいる理由が説明できます
表向きはシンシー側の人物
しかし裏では西側情報機関とつながっている
つまり、
潜入工作員
という立場です
そう考えると、劉がシンシー内部で比較的自由に動いていることにも意味が出てきます
さらに、野崎との接触も単なる恋愛的な場面ではなく、
情報の受け渡し
だった可能性があります
実際、第21話では劉が野崎と二人きりになった時間の詳細がすべて描かれているわけではありません
この「描かれていない時間」が何を意味するのか
ここが今後の大きな伏線になる可能性があります
もしその時間に劉が野崎へ、
「自分は敵ではない」
「シンシー内部の情報を持っている」
「脱出のための手段を用意している」
などを伝えていたとしたら、第21話の構造が一気に変わります
劉は野崎を殺すために牢獄へ行ったのではない
むしろ、
野崎を助けるために行った
可能性すら出てきます
ただし「CIA職員」より「CIAの協力者」のほうが面白い
個人的にさらに可能性が高いと考えたいのは、
劉銘軒=CIAそのものの職員ではない
というパターンです
なぜなら、『VIVANT』は単純な善悪二元論ではなく、複数の組織が裏でつながっている構造を描いているからです
そのため、
「実はCIAでした」
というストレートな正体より、
「劉は西側情報機関とつながっている協力者だった」
というほうが作品としては面白くなります
例えば、
シンシーに所属している
↓
シンシーの情報を集めている
↓
裏で西側の情報機関に情報を流している
↓
必要なときだけ別の勢力と接触する
という立場です
この場合、劉はシンシーの内部情報を知りながら、完全にはシンシーの人間ではありません
だからこそ、野崎と接触することも可能になる
さらに、乃木たちが脱出するタイミングで劉が野崎に接触したことにも意味が生まれます
FBI説はあり得るのか
次に考えたいのがFBIです
こちらも可能性はゼロではありません
ただし、CIAと比べるとやや弱いと考えます
FBIはアメリカの連邦法執行機関なので、国際的な犯罪組織に関わること自体は十分あり得ます
しかし、劉が長期間にわたってシンシー内部へ入り込み、秘密裏に情報活動をしているという設定なら、FBIよりもCIAのほうが物語上は自然です
ただし、
シンシーが国際犯罪組織としてアメリカ国内にも影響を及ぼしている
という設定が出てくれば、FBIが登場する可能性は一気に上がります
さらに面白いのは、
CIAとFBIの両方がシンシーを追っている
という展開です
その場合、劉はCIA側の人物で、FBIとも情報共有している可能性があります
そうなると「西側諸国」という言葉が、単なるアメリカではなく、複数の国と情報機関を含む広い意味として機能します
インターポール説は「捜査網」という意味で重要
さらに忘れてはいけないのがインターポールです
インターポールはCIAやFBIとは役割が違います
そのため、
劉=インターポールの秘密工作員
という説には少し無理があります
しかし、
劉が国際的な捜査網とつながっている
という意味なら十分考えられます
シンシーは一国だけで完結する組織ではありません
日本、中国、ゴルバドなど複数の国をまたいで活動する存在として描かれています
そのため、シンシーを追う側も当然、一つの国家だけではなくなります
日本には公安や別班が存在する
アメリカにはCIAやFBIが存在する
そして国際犯罪の領域ではインターポールが関係してくる
もし劉がこうした国際的な捜査・情報ネットワークの一端を担っているなら、
乃木が「西側諸国」と表現した意味
もより大きくなります
野崎と劉は「敵同士」ではなかった?
第21話で最も注目すべき場面は、やはり劉と野崎の接触です
劉は野崎の牢獄へ入り、見張りを外します
そして二人きりになります
この場面については、放送直後から「作戦会議だったのではないか」「劉が何かを伝えたのではないか」という考察が広がりました
さらに、劉が大きなバッグを持ち込んだことも重要です
もちろん、これだけでは何が入っていたのかは確定できません
武器だったという説も出ていますが、現時点ではあくまで視聴者の推測です
しかし、
劉が野崎に何かを渡した
という可能性を考えると、非常に面白くなります
もし武器だったなら、劉は完全にシンシー側ではありません
もし情報だったなら、劉はシンシー内部の情報を外へ流していることになります
もし脱出に必要なものだったなら、
劉は野崎の脱出を支援していた
ことになります
つまり第21話は、
「乃木たちは脱出した」
という話だけではなく、
シンシー内部でも別の脱出作戦が進行していた
可能性があります
乃木は劉の存在を察知していた?
さらに重要なのが、周浩然と乃木が対峙した場面です
周は乃木の顔を見て、
「瓜二つだな」
という趣旨の発言をします
その瞬間、乃木の表情が変化します
放送後、この一瞬の表情についても大きな考察が起きました
乃木が周の言葉から劉銘軒の生存を察知したのではないか、という見方です
ここが非常に重要です
もし乃木が、
「劉銘軒は生きている」
と気づいたのだとすれば、その直後の行動も変わってきます
そして乃木は、最終的にシンシー本部へ向けて情報戦を仕掛けます
これは偶然なのか
それとも、
乃木が劉の存在を利用してシンシーを揺さぶっていたのか
ここがポイントです
「乃木=劉銘軒」の関係がさらに深くなる
ここで以前から考察されている乃木と劉銘軒の関係にもつながります
もし乃木と劉が血縁関係にあるなら、二人は単純な敵対関係ではありません
さらに劉がシンシー内部に潜伏しているのであれば、
乃木=日本側から動く人物
劉=シンシー内部から動く人物
という、完全に対照的な構図になります
そして野崎は、その二人をつなぐ存在になる
これはかなり美しい構造です
乃木は外側からシンシーを攻撃する
劉は内側からシンシーを揺さぶる
野崎はシンシーに拘束されながら、劉から情報を受け取る
つまり、
外から乃木、内から劉
という二方向からシンシーを攻略している可能性があります
この構造なら、第21話で劉が野崎の牢獄へ入った意味も非常に大きくなります
「西側諸国」という言葉が劉の正体を示す伏線だったら
ここで最初の疑問に戻ります
なぜ乃木は「日本」ではなく「西側諸国」と言ったのか
もしこれが劉銘軒の正体につながる伏線なら、意味はこうなります
乃木は、
「シンシーが相手にしているのは日本だけではない」
と伝えている
そして視聴者に対しては、
「シンシー内部にも西側とつながっている人物がいる」
というヒントを提示している
その人物こそ、
劉銘軒
なのではないか
こう考えると、「西側諸国」という言葉が妙に大きな表現だった理由が説明できます
もちろん、これはまだ確定ではありません
ただ、『VIVANT』のように台詞や小道具、視線、人物配置を伏線として利用する作品では、こうした違和感こそ重要です
劉は「シンシーの敵」なのか「シンシーを利用しているだけ」なのか
さらに重要なのは、劉の立ち位置です
これまでの描写だけを見ると、劉はシンシー側の人物に見えます
しかし、本当にそうなのか
もしかすると、
シンシーを利用しているだけ
なのではないでしょうか
劉の目的がシンシーそのものではなく、その背後にある巨大なネットワークの情報を集めることなら、彼がシンシー内部にいる理由も理解できます
そして、その情報を西側の情報機関へ流している
そうなると劉は、
「悪の組織の幹部」
ではなく、
敵組織に潜り込んだ二重スパイ
ということになります
この設定なら、第21話で野崎に接触したことも自然です
最有力は「CIA所属」ではなく「西側とつながる二重スパイ」
ここまでの情報を整理すると、現時点で最も面白いのは、
劉銘軒=CIA職員
と断定することではありません
むしろ、
「劉銘軒は西側情報機関とつながる二重スパイ、あるいは協力者」
という説です
CIAなのか
FBIなのか
インターポールなのか
あるいは別の組織なのか
そこまでは現段階では判断できません
しかし、
「シンシー内部にいながらシンシーの利益だけを考えていない」
という可能性は、第21話によってかなり面白くなりました
特に野崎との接触は、この説を考えるうえで非常に重要です
第22話以降で注目すべき伏線
今後、最も注目したいのは劉と野崎の関係です
第21話で二人が何を話したのか
劉がバッグに何を入れていたのか
野崎が何を受け取ったのか
この3点が明かされれば、劉の正体にかなり近づけます
そしてもう一つ、
乃木が劉銘軒の生存をどの時点で確信するのか
にも注目です
もし乃木が劉の生存を確信したうえで「西側諸国」という言葉を使っていたのであれば、今回の発言は単なる脅迫ではなく、
劉の背後に存在する勢力を示す伏線
だった可能性があります
さらに、劉が乃木と血縁関係にあるという説まで組み合わせると、
乃木は日本側
劉はシンシー内部
野崎は公安
そして背後に西側情報機関
という巨大な諜報戦が完成します
まとめ
『VIVANT』第21話で乃木が発した「西側諸国が黙っていない」という趣旨の発言は、表面的にはシンシーへの威嚇です
しかし、これを劉銘軒の正体と結びつけて考えると、非常に興味深い伏線になります
第21話では、
乃木たちがシンシーから別班員を奪還する
↓
シンシーが乃木たちを追跡する
↓
劉銘軒が野崎の牢獄へ入る
↓
劉と野崎が二人きりになる
↓
劉が大きなバッグを持って出てくる
↓
乃木が周浩然の言葉から劉の存在に気づいた可能性がある
↓
乃木がシンシーに対して「西側諸国」を持ち出す
という流れになっています
この並びを偶然だと見ることもできます
しかし、もしすべてがつながっているなら、
劉銘軒はシンシーの本当の敵ではない
可能性があります
そしてその正体が、
西側情報機関とつながる二重スパイ
だったとしたら、かなり大きなどんでん返しになります
CIAなのか
FBIなのか
インターポールなのか
それとも、これらとは別の国際情報ネットワークなのか
現時点では断定できません
ただ、個人的に最も注目したいのは、
「劉銘軒がどこの組織に所属しているか」よりも、「なぜシンシー内部にいるのか」
という点です
もし彼がシンシーを内側から監視していたのであれば、第21話の野崎との接触は単なる謎のシーンではありません
それは、
「シンシー内部の二重スパイが、初めて味方側と接触した瞬間」
だった可能性があります
そして乃木の「西側諸国」という言葉が、その存在を視聴者に知らせるためのヒントだったとすれば、第21話は脱出回でありながら、同時に劉銘軒の本当の正体を示す重要回だったことになります
第22話以降で劉と野崎の間に何があったのかが明かされれば、この説が一気に確定へ近づくでしょう
そしてもし、
「劉銘軒はシンシーの人間ではなかった」
という展開が来た場合、
第21話の「西側諸国」という一言が、物語全体をひっくり返す最大級の伏線として再評価されることになるかもしれません


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