首都高速湾岸線での事故
地震の影響は建物だけではなく、道路や運転する車にも現れます
首都高速湾岸線では揺れにより車の衝突が起こり、車線を塞ぎます
そのうち1台からガソリンが洩れだし、路面が突然明るくなると同時に鈍い音が響き渡ります
さらに、炎は2台目、3台目と燃え広がり、近くにいた数人が衝撃波で吹っ飛ばされます
一般道路でも車が事故を起こし、炎上しているものが見られ、交通渋滞が著しく発生
緊急特別番組では、帰宅困難者が600万人から多ければ1000万人生じると思われると報道されています
本震発生後も時々、余震が起こり、震度5強以上が生じたら亀裂が入る可能性もあります
道路は次々と通行禁止の箇所が増え、杉並区〜大田区にかけては密集した木造住宅が多く、10年以上前から危険地帯とも言われているそうです
弱体化する政権
東日本大震災や阪神淡路大震災、関東大震災の頃の日本にはとある共通点があると言われています
実は大災害が発生するのは、日本政府が弱体化するタイミングだと言うんです
政府などの公的機関に頼っていても助けてもらえないと訴える柘植久慶さんは、首相を含めた政治家たちの行動についても描いています
地震が発生した時に集まっていた首相を含めた官僚たち
彼らは政権が弱体化している時や低劣な指導者の時に大災害が起きると考えてはいるが、口には到底出せません
そして、対応を聞かれた首相は、都知事が何か言ってきてから動けばいいという都知事任せの対応を取ります
しかし、もちろん事態は悪化していくことになります
都知事任せの対応を選んだ結果、対応が遅れ刻一刻と空は暗くなっていき、冬の夕食時だったということもあり未曾有の焼死者が出ることになってしまったんです
第2の巨大地震と巨大津波の発生
巨大地震による被害といえば、東日本大震災の時に地震の揺れによる被害よりも圧倒的に被害を出したのが津波による被害でした
直下型地震では津波は発生しないとされていますが、首都圏を襲う津波を引き起こす2つ目の地震が起きてしまいます
午後6時を過ぎた頃、1つ目とは違う横揺れが発生
ミシミシという音がしたかと思うと、2階建ての古い建物が一頭倒れて激しくぶつかります
次々と火災が発生し、119番通報を試みても繋がりません
この2つ目の地震は房総沖を震源とするM8.9の巨大地震であり、200〜300の火災が発生してると推定
さらに、津波の被害が深刻で、三浦半島の三崎港では10m以上、富津岬は津波に呑み込まれます
津波の速さは秒速60m
火力発電所がやられ市街地は停電、川崎の臨海工業地帯にも激しい津波が押し寄せます
羽田空港にも津波が押し寄せ、駐機していた40機以上の飛行機が呑まれ、空港は一瞬闇に包まれます
そして、すぐに一機が爆発し、次々と爆発、炎上し空港施設にも延焼し拡大していきます
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