どうもみなさんCiao!もかです!
最新話で虎杖が反転術式を会得したことが判明しました
虎杖の反転術式については、前回考察したのでチェックしてみてね!
今回は、虎杖の術式について考察していきます
①宿儺戦に現れた虎杖の腕の変化
②呪胎九相図
③五条の言っていた宿儺の術式
この3つに分けて、考察していきたいと思います
虎杖の腕の変化
呪術廻戦より引用
宿儺戦に現れた虎杖の腕が変化していました
そして、240話の巻頭カラーではカラーでも描かれています
降霊術のようなもので降ろして変化しているという可能性もあるかもしれませんが、呪胎九相図によるものである可能性が高いでしょう
しかし、呪胎九相図である場合、いくつかの懸念点があります
呪胎九相図
脹相との会話から、虎杖が残りの呪胎九相図を食べた可能性が高そうなのは事実です
公式ファンブックでも、宿儺がいる状態で呪胎九相図を食べても宿儺に消されるという表現があったので、宿儺が抜けた後の虎杖なら呪胎九相図を受肉しても消えないということになります
では、受肉していたとして、どのように術式を使用しているのか
虎杖は宿儺の術式が刻まれると言われていました
そして、そのときの虎杖は宿儺の術式を使用することはできませんでした
宿儺の術式は、宿儺が肉体の主導権を握っている期間のみ使用可能
つまり、器側の人間は器になったとしても、呪物の持つ術式を使えるというわけではありません
死滅回遊に参加している泳者の中でも、呪物として蘇った過去の術師は来栖華を除けば全員が主導権を握っていました
来栖華の場合は、天使と来栖華が同時に肉体を使っているような形で虎杖と宿儺のような対立関係ではなかったことが、来栖華の状態でも使用できた要因なのかもしれません
それ以外の場合は、器が主導権を持っていると術式を使用できない可能性があるのです
そう考えると、虎杖が呪胎九相図を食べたとしても、虎杖が主導権を握っている間は術式を使えない可能性があります
とすれば、虎杖は既に呪胎九相図の術式が刻まれたということでしょうか?
もし宿儺による伏黒受肉から宿儺戦までのわずか1ヶ月あまりで術式が刻まれているなら、宿儺の術式はとっくに刻まれているはずです
しかし、虎杖は今まで一度も宿儺の術式を使用していません
宿儺の術式は刻まれずに、呪胎九相図の術式のみが刻まれたということなのでしょうか?
答えは、宿儺の術式も既に刻まれており、それを活かしたことで呪胎九相図の術式も手にいれることができたのではないでしょうか?
虎杖に刻まれた宿儺の術式
呪術廻戦より引用
虎杖の肉体には宿儺の術式が刻まれる、と五条が言っていました
では、虎杖の肉体に刻まれているとすれば、どのような術式なのでしょうか?
宿儺の術式で既に判明しているのは、斬撃の「御廚子」と「開(フーガ)」によって使用する炎系の2種類
宿儺の生得領域、領域展開が「伏魔御廚子」であるため、生得術式は「御廚子」である可能性が高いです
では、「開」は何なのか
これは宿儺が一卵性双生児だからこそと考えるのが最も自然な説ですね
なぜ宿儺が最低2種類以上の術式を持っているかは、今回は一度置いておきます
この2つの術式のうち、虎杖に刻まれている術式はどちらなのか
それは、「開」なのではないかと思います
「◾️(ボックス)」と「開(フーガ)」
呪術廻戦より引用
宿儺の使う「◾️(ボックス)」と「開(フーガ)」が芥見先生の漫画No.9から来ていることは、多くの人がご存知でしょう
主人公である九十九恢勝は9個のボックスを出現させ、その中から武器を取り出します
9個のボックスを使用しているところも採用するなら、9種類の術式を宿儺が保管している可能性がありそうです
九十九は「フーガ」によって、ボックスから武器を取り出します
これも宿儺と酷似していますね
つまり、宿儺は事前に◾️に保管していた術式を「開」によって取り出して使用しているということになります
虎杖に「開」が刻まれているとすれば、虎杖が術式を使用できなかった理由も納得できるのです
なぜなら、「開」を使うためには、◾️が必要です
もし◾️があったとしても、中に術式が入っていなければ使える術式はありません
つまり、虎杖は「開」が刻まれてはいたが、保管している術式がなかったため、実質的には術式を使えない状態だったということなのではないでしょうか?
「開(フーガ)」は模倣
では、ここからは「開」について考察していきます
No.9、つまり9番とフーガというワードから連想できるのは、
バッハの最高傑作「第9番 フーガ」です
これはフーガの技法とも呼ばれ、楽曲形式の1つで作曲技法の最高峰とも言われています
そして、フーガというのは、冒頭に提示された主題が、複数の声部間で対位法に、次々と規則性をもって模倣反復される楽曲です
これを呪術に置き換えると、提示された術式を模倣反復する術式という風にも考えることができます
つまり、「開」は単に◾️を開くという術式ではなく、対象の術式を模倣するというものなのではないでしょうか?
乙骨に似てしまうような気もしてしまいますが…笑
そして、宿儺は「開」で模倣した術式を◾️に保管していると考えることができます
「◾️(ボックス)」は結界術
では、「◾️」は何なのでしょうか?
「◾️」自体は、術式ではなく結界術のようなものなのではないかと考えます
術式を保管するための箱のようなイメージができるので、術式を保管できる空間を結界術により作り出し自分で保管している
そう考える方が自然のように思います
そして、宿儺は相当な結界術の使い手である可能性が高いのです
結界術の使い手として挙げられるのは、天元、羂索、蘆屋貞綱
宿儺は結界術の使い手というイメージはあまりないかもしれませんが、領域展開を考えると使い手でも不思議はありません
宿儺の伏魔御廚子は、結界術で領域を遮断しない領域展開です
これは結界術を使用していないというわけではないはずです
なぜなら、結界術を使用しない方が難易度は下がるはずだからです
しかし、伏黒の嵌合暗翳庭を見ればわかるように、伏黒は領域を自分で閉じることができませんでした
あれは伏黒が結界術にそこまで優れていないからだと考えれば納得できます
しかし、嵌合暗翳庭も結界術を使用していませんが、代わりに洞窟や建物を使って領域を閉じています
それにより結界術を使えなくても領域展開を行うという状況を作り出しているのです
結界術を意図的に使わないのではなく、使えないのです
伏魔御廚子の場合は、結界術を使わないのではなく、空間を閉じずに空間を保つという結界術として捉える方が妥当かもしれません
実際に宿儺の領域展開は、キャンバスなしに空に絵を描くのと同じ神業と言われています
そして、結界術の使い手である羂索も宿儺同様に領域を閉じない領域展開です
このことからも宿儺は結界術に優れている可能性が高そうです
その優れた結界術で宿儺は、術式を保管しているのではないでしょうか?
羂索も過去の術師の術式を保管しています
夏油の肉体では呪霊操術と反重力機構、そして、羂索自身の術式でした
しかし、ファンブックでは過去の肉体の術式を使用できるようにしていると書かれており、この反重力機構以外にも保管していた可能性もあります
それを可能にしていたのも羂索の結界術だとすれば、結界術により術式を保管することも可能だと考えられます
乙骨の場合は、リカちゃんがいるから結界術はいらないのかもしれませんね
虎杖は結界術の使い手
では、虎杖に「開」が刻まれているとして、「◾️」は使用できるのでしょうか?
「開」が模倣なのであれば、「◾️」がないと模倣して戦うだけになります
しかし、虎杖は「◾️」を使用できるのではないでしょうか?
その根拠となるのが、
播磨の術師・蘆屋貞綱
蘆屋貞綱はシン・陰流を生み出した術師であり、元ネタであろう蘆屋道満は播磨の陰陽師です
呪術廻戦より引用
そして、虎杖は宿儺に播磨の何か似ていると言われています
虎杖が蘆屋貞綱に似ているなら、蘆屋貞綱の血を引く存在なのでしょうか?
父親である仁と虎杖は似ているので、虎杖家が蘆屋家の血筋という可能性もありますが、ここに来るまで宿儺が発言をしていなかったことを考えると容姿だけでなく、表情や生き様のようなものが似ているということなのかもしれません
そう考えると、虎杖家ではなく虎杖悠仁単体が蘆屋貞綱と関係があるということになります
とすれば、羂索が虎杖に蘆屋貞綱の血を混ぜていたのかもしれませんね
器としての強度、器として主導権を奪われない肉体にするためには、結界術に優れた蘆屋貞綱の血と羂索の血を混ぜ、宿儺から虎杖自身の魂を保護できる肉体にしていたのかもしれません
そう考えると、結界術の使い手である羂索と蘆屋貞綱の血を引く虎杖は相当結界術のセンスを持っている可能性が高そうです
宿儺が結界術の使い手であるなら、器として同じ肉体に同居していたことでさらに開花している可能性もありそうですね
とすれば、虎杖は「開」で模倣した術式を「◾️」という結界術で保管している可能性は十分考えられます
まとめ
いかがでしたか?
今回は、虎杖に刻まれた宿儺の術式について考察しました
次回は、呪胎九相図4番〜9番の術式について考察していきます
ぜひみなさんの考察をコメントやXでお聞かせください!
では、また( ´ ▽ ` )ノ
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